長時間デスクワーク|姿勢の崩れが心まで疲れさせる理由
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■ 気づいたら、肩が上がっていませんか?
パソコンの前に座り、
気づけば何時間も同じ姿勢のまま──。
仕事に集中していると、
自分の姿勢がどうなっているかを
まったく意識しなくなります。
・肩がすくんでいる
・背中が丸くなる
・首が前に突き出ている
・お腹の力が抜けて座りっぱなし
・足が冷える
・呼吸が浅くなる
「仕事だから仕方ない」と思っていても、
こうした姿勢は積み重なるほど
身体にも心にも深刻な負担を与えます。
姿勢が崩れると、
ただ“見た目が悪くなる”だけではありません。
あなたの集中力、気分、判断力、感情の揺れやすさ──
すべてが姿勢と密接につながっているのです。
■ なぜ姿勢が崩れると「心」まで疲れるのか?
姿勢は「身体の形」ではなく、
脳と自律神経に影響を与える“環境そのもの” です。
その理由は大きく3つあります。
1. 姿勢が崩れると、呼吸が浅くなる
猫背や前のめり姿勢になると
肺が圧迫され、胸郭が広がりにくくなります。
その結果、
✔ 呼吸が浅くなる
✔ 酸素が脳に届きにくい
✔ 思考がもやっとする
✔ 気持ちが不安定になりやすい
という“心の疲れ”につながります。
呼吸の深さは、
感情の安定と強く結びついています。
つまり、
姿勢=呼吸=心のコンディション。
デスクワークの疲れが“心”に出る理由は、
この呼吸の乱れが大きいのです。
2. 首が前に出ると、脳が「緊急事態」だと勘違いする
スマホ首・ストレートネックなどの
前傾姿勢になると、
首の後ろの筋肉が常に張り続けます。
首には
脳へ血液を送る太い血管が通っていて、
ここが凝り固まると脳への酸素供給が低下。
この状態が続くと、脳は
「危険かもしれない」
と勘違いし、
緊張モード(交感神経)を優位にします。
すると、
・イライラしやすい
・集中力が途切れる
・落ち込みやすい
・寝ても疲れが抜けない
といった “メンタルの疲れ” に広がりやすい。
姿勢が崩れると落ち込む理由は、
心が弱いからではありません。
脳が「守ろう」として過剰に働いてしまうためです。
3. 背中が丸いと、感情も前向きになりにくい
これは意外かもしれませんが、
身体の姿勢は気分に直結しています。
背中が丸まると、
自然と顔も下を向き、
視界が狭くなります。
視野が狭くなると、
脳の“前向きな回路”が働きにくくなり、
やる気・創造性・幸福感が低下。
逆に、
胸がひらく姿勢は、
気持ちも自然にひらきやすくなります。
つまり、
姿勢は「感情の土台」。
姿勢が崩れると心が疲れるのは、
ごく自然な現象なのです。
■ 姿勢の崩れは “身体中のトラブル” の出発点
長時間のデスクワークによる姿勢の崩れは、
身体全体に連鎖的に不調を引き起こします。
● 首こり・肩こり
前傾姿勢の負担は、
首にかかる重さを3〜4倍に増やすと言われます。
頑張っているのはあなたではなく、
あなたの首です。
● 背中の張り・呼吸の浅さ
背中の筋肉は呼吸の動きと密接に関係しています。
背中が固まると呼吸も固まり、
疲れやすい身体に…。
● 腰への負担
猫背は骨盤の角度を狂わせ、
腰の筋肉に負担をかけます。
腰痛の原因は“座り姿勢”にある場合が多いほど。
● 頭痛・集中力低下
首・肩・背中の緊張が続くと、
頭痛や思考の鈍さにも発展します。
特に、
気圧の変化が重なると症状が悪化しやすい。
● 自律神経の乱れ
姿勢はそのまま自律神経への刺激になります。
長時間同じ姿勢でいることは、
自律神経にとって大きなストレス。
ストレス耐性が弱いのではなく、
身体が悲鳴をあげているだけなんです。
■ 良い姿勢は“意識”では作れない
ここで重要なのは、
良い姿勢は「気をつける」だけでは保てないということ。
✔ 意識しても5分で元に戻る
✔ 背筋を伸ばすと逆に疲れる
✔ どの姿勢が正しいかわからない
これは悪いことではなく、
筋肉が姿勢を支える準備ができていないだけ。
姿勢を変えるには
✔固まった筋肉をゆるめ
✔弱った筋肉を目覚めさせ
✔呼吸が深まる土台を作る
この3つが必要です。
■ では、どうすれば姿勢の崩れを改善できるのか?
難しいことをする必要はありません。
今日からできる“姿勢のための習慣”をご紹介します。
◆ 1時間に1回「肩を後ろに回す」だけでも効果大
肩甲骨を動かすだけで、
背中の緊張がとれ、呼吸が入りやすくなります。
◆座りながら「深い呼吸」をする時間を作る
深呼吸は姿勢のリセットに加え、
自律神経を落ち着かせます。
背中を丸めたままでは呼吸は深くなりません。
胸をひらく意識だけでOKです。
◆デスク環境の見直し
・椅子の高さ
・モニターの位置
・足がつくかどうか
・机との距離
姿勢は“環境の設計”で変えられます。
◆首・肩・肩甲骨・背中のケアを定期的に行う
こり固まった深層の筋肉をゆるめない限り、
姿勢は何度でも元に戻ります。
理想は
首・肩・背中・腰をまとめて整えること。
身体はつながっているので、
どこか一部だけをほぐすより
全体をゆるめたほうが姿勢は保ちやすくなります。
■ 「姿勢が整うと、気持ちが前を向く」
姿勢が整うと
✔呼吸が深くなる
✔視界が明るくなる
✔心が軽くなる
✔疲れが溜まりにくくなる
✔仕事の効率が上がる
✔余裕が生まれる
という“心と身体の回復”が同時に起こります。
これは大げさではなく、
姿勢はその人の心の状態にまで影響する
とても大切な土台なのです。
■ さいごに──
あなたの姿勢は、あなたが悪いのではありません。
長時間のデスクワーク、
プレッシャーのある仕事、
忙しい毎日。
そのどれもが、
あなたの身体に負担をかけ続けています。
姿勢が崩れるのは、
弱いからではなく
「がんばっている証拠」。
だからこそ、
少しでも身体を大切にしてあげてください。

■ そして最後に、ひつじのあくびから少しだけ…
もし、
・首肩がガチガチ
・背中や腰まで重い
・呼吸が浅い
・気分が下がりやすい
・疲れが抜けない
そんな状態が続いているなら、
ひつじのあくびでは
首肩・背中・姿勢の土台に深く届く深層アプローチ(全身ほぐし)をご用意しています。
ほんの短い時間でも、
身体がゆるむと心まで軽くなります。
あなたの毎日が、
少しでも楽になりますように。

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サロン名:ひつじのあくび~ Dry Head Spa&Relaxation ~
【ひつじのあくび】はホテルスパ生まれのリラクゼーションサロンです。
現在は千葉県・東京都に3店舗ございます。
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